
「イノアカラー(iNOA)」という言葉、最近よく耳にしませんか?
「オイルで染める」「ダメージレス」「ツヤがすごい」と話題ですが、どんなに良い商品にもデメリットは存在するもの。
この記事では、白髪染めとしても実際にイノアカラーを使い続けている美容師の視点で、本当のメリット・デメリット、実際のお客様の仕上がり、カラーレシピまでまとめて解説します。イノアカラーはオイルカラーの代表的なカラー剤なので、「オイルカラーのデメリットが知りたい」という方にも参考になる内容です。
結論:イノアカラーのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・ダメージが少ない ・ツヤとまとまりが出る ・アンモニアの刺激臭がない ・頭皮への刺激が少ない ・白髪染めでも透明感が出る | ・放置時間が15分ほど長い ・料金が高めになりやすい ・アッシュやマットなど彩度の高い色は出しにくい |
こんな人におすすめ:地肌や髪のダメージが気になる方、カラーの匂いが苦手な方、白髪染めでも重く暗くしたくない方
イノアカラーの詳しい記事続きはこちら
目次
イノアカラーとは?最大の特徴「オイル・デリバリー・システム」
イノアカラーは、ロレアル社が開発したヘアカラー剤です。これまでのヘアカラーは「水」が主成分でしたが、イノアカラーは主成分の約60%がオイルで構成されています。

オイルの力でカラー剤を髪の内部に届ける「オイル・デリバリー・システム」を採用しているので、髪への負担を抑えながら染めることができます。
イノアカラーのメリット
1. 髪へのダメージ軽減
オイルが髪の表面を守りながら、染料を髪の内部へ効率よく届けます。かなり使い込んでいて実感しているのが、アルカリの量が他のカラーの10分の1ほどと少なく、髪にも地肌にも優しいことです。
2. ツヤとまとまりのある仕上がり
オイル成分が髪に潤いを与え、まるでトリートメントをしたような、みずみずしいツヤとまとまり感が出ます。
3. 刺激臭がない
アンモニアを含まないため、カラー特有のツンとした刺激臭がありません。施術中も帰宅後も快適です。
4. 頭皮への刺激が少ない
アルカリの量が少ないので、頭皮への刺激も少ないのが特徴です。敏感肌の方でも使いやすい場合があります。(ただし、カラー剤でかぶれたことがある方は必ずご相談ください)
5. 白髪染めでも透明感が出る
白髪もしっかり染まりつつ、白髪染め特有の「重さ」が出にくいです。下で実例を紹介します。
美容師が使い続けて分かったイノアカラーのデメリット
白髪染めとしても使わせていただいているイノアカラーですが、実際使い続けて分かったデメリットも正直にお伝えします。
1. 施術時間が長くなる
オイルを浸透させるため、通常のカラーより放置時間が15分ほど長くなる場合があります。
2. 施術料金が高め
薬剤自体が高品質なため、一般的なカラーよりも料金が高めに設定されていることが多いです。kukka hairの料金はこちらの料金ページをご覧ください。
3. 彩度の高いカラーには不向き
アッシュやマットなどの彩度の高い色味を出すのは難しく、ナチュラル寄りの仕上がりになることがあります。そのぶん、まろやかで透明感のある上品な発色が得意です。
オイルカラーのデメリットは?イノアカラー以外にも共通する注意点
「オイルカラー」は、オイルの力で染料を髪に届けるタイプのカラー剤の呼び方で、イノアカラーはその代表です。ここまで紹介したデメリットは、イノアに限らずオイルカラー全般に共通しやすいポイントです。
| オイルカラーのデメリット | こんな方は注意 |
|---|---|
| 放置時間が長くなりやすい | 施術時間をできるだけ短くしたい方 |
| 料金が高めになりやすい | 毎月のカラー代を抑えたい方 |
| 鮮やかなアッシュ・マットは出しにくい | はっきりした寒色系にしたい方(ハイライトとの組み合わせがおすすめ) |
| オイルの質感が合わないことも | 髪がとても細く、ふんわり軽く仕上げたい方 |
逆に、ダメージや頭皮への刺激、カラーの匂いが気になる方には、これらのデメリットを上回るメリットがあります。「自分の髪にはオイルカラーと普通のカラー、どちらが合う?」という方は、今の髪の状態を見てご提案しますので、お気軽にご相談ください。
【実例】白髪染めにイノアカラーを使ったお客様
before

髪質データ
- 月1でカラー
- 柔らかく、細めな髪質
- 乾燥しやすい
イノアカラーで染めさせていただいています。

染めている途中も痒くなったり、カラー特有のアンモニア臭がしないので、待ち時間も苦痛にならずによかったです。
カラー特有の匂いが苦手な方にもおすすめです。
after

赤みを抑えたモノトーンにさせていただいて、毛先はクリアを混ぜてダメージをさらに抑えました。
透明感のある色味に喜んでいただけました。
イノアカラーのカラーレシピ
「暗くなる」と思われがちなイノアカラーですが、色の組み合わせ次第で明るい透明感も出せます。
① スモーキーピンクで作る深みカラー

【レシピ】 根元 6.052:PINK(1:10%) / 中間 8.52:PINK(1:10%) / 毛先 10.52:PINK(1:10%)
派手すぎない大人の「スモーキーピンク」が綺麗に発色します。
② ベージュで作る「明るい白髪染め」

【レシピ】 根元 8.13 / 毛先 10.13:クリア(1:1)
白髪もしっかり染まりつつ、白髪染め特有の「重さ」がありません。
③ モノトーン×ハイライトの立体感

【レシピ】 根元 6.052:6.01(1:1) / 毛先 8.52:10.1:クリア(1:1:1)
ハイライトと組み合わせることで、オイル特有のツヤが際立ちます。
イノアカラーで失敗しないための注意点
- 専用の2剤(オキシ)を使う: 他社製品を混ぜるとオイルがうまく働かず、染まりが悪くなります。サロンで施術を受けるのが安心です。
- ホームケアで色とツヤを長持ちさせる: せっかくのツヤを持続させるには、ビータークリームなどでのケアがおすすめです。
イノアカラーのよくある質問
Q. イノアカラーで白髪は染まりますか?
A. 染まります。この記事の実例も白髪染めとしてイノアカラーを使っています。白髪をしっかり染めながら、重くなりすぎない透明感のある仕上がりにできます。
Q. オイルカラーとイノアカラーの違いは?
A. オイルカラーは、オイルの力で染料を届けるタイプのカラー剤の総称です。イノアカラーはロレアル社のオイルカラーで、その代表的なものです。
Q. 普通のカラーより時間はかかりますか?
A. 放置時間が15分ほど長くなることがあります。時間に余裕を持ってご予約ください。
Q. 明るい色や、アッシュ系にもできますか?
A. 彩度の高いアッシュやマットは出しにくいですが、ベージュやピンク、モノトーンなどで透明感のある色は作れます。もっとはっきりした色にしたい場合は、ハイライトと組み合わせるのもおすすめです。
Q. 敏感肌でも大丈夫ですか?
A. アルカリが少なく刺激は少ないカラーですが、体質によります。過去にカラーでかぶれたことがある方は、ご予約の時に必ず教えてください。
イノアカラーまとめ
デメリットも踏まえて、ご自身の髪質や希望する仕上がり、予算などを考えて、美容師と相談しながら選ぶのがおすすめです。
かなり使い込んでいて思ったのが、地肌や髪の毛のダメージが気になる方には本当におすすめだということ。ノンアンモニアで香りが優しいのも、とても使いやすいです。
是非お試しください。
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この記事を書いた人
寺島 洋輔(kukka hair)
名古屋市天白区の美容室 kukka hair のスタイリスト。透明感のある外国人風カラー、白髪染め、ハイライトが得意です。
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